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第24回 学生起業塾実施報告

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日時 2011年3月3日(土) 15時〜18時
場所 関内フューチャーセンター
参加人数 奨学生36名、事務局3名、計39名

今年度8回目の学生起業塾は、第3期生の成果報告会として開催しました。当財団の松井利夫理事長の講話と当財団OBで株式会社ファインダウェイ代表取締役の濱野勇介さんの講演の後、第3期生を代表して、大木洵人さん(慶應義塾大学)、矢島里佳さん(慶應義塾大学)、矢萩寛人さん(慶應義塾大学)の3名が、今年度の活動の成果を発表しました。また、終了後には、懇親会を行いました。


【松井理事長講話】

冒頭に、「創業に思い切って踏み出せない若い人たちがいる。今すぐでなくとも社会経験を積んでからでもいいので経営者になって欲しい。その覚悟をこの2、3年で持って欲しい。会社がなければ世の中は立ち行かない」と当財団の奨学金事業に対する思いが述べられました。

起業には、お金もプランも大切だが、もっと大切なのは、起業家精神、すなわち、ベンチャースピリットであると説明されました。ベンチャースピリットとは、挑戦する覚悟とそれを支える精神力である。仕事をあきらめたときが、全ての終わりである。挫折した人のほとんどが仕事をあきらめた人である。事を為すのは情熱であって理屈ではない。正しい情熱と執念が必要であると述べられました。また、一方で勉強も必要であることに触れ、それに加え、感性や気づき、人徳が必要であると述べられました。

続いて、運営と経営の違いについて触れ、経営とは常にコストを意識することであると説明されました。また、戦略と戦術の違いについては、戦術とは、どうやったらうまくまとまるかということで、ミドルクラスの仕事であり、戦略とは、10年後にこの会社をどうするのかということで、トップの仕事であると説明されました。

最後に、起業家として成功するためには、理論/戦略と、実践力/実行力、この両方が必要であり、両者のバランスが大切であること。また、人徳のある人というのは、他者を認め、自分の長所短所を認められる人のことであり、たとえば、激論を交わした相手とその後に一杯やれるということであると説明されたうえで、人徳が大切であると述べられました。人徳のある人、すなわち、心から本気になって相手の成長や長所をほめられるような人が社長になれば、成功の確率は上がると述べられました。また、基本的なこととして、社会人としてのビジネスマナーを身に付けて欲しいと加えられました。


【講演概要】
講師:ファインダウェイ代表取締役 濱野勇介氏(当財団奨学生OB)

濱野さんは、在学中に無料ルーズリーフ事業を立ち上げました。同事業は、卒業後も継続しているものの、現在は他社に事業を移管中であることが説明されました。同事業は、広告媒体事業であり、営業がパワープレイでありゲリラで戦えないことや、紙媒体広告という衰退していく産業であることなどからこうした決断をしたことが説明されました。その後、現在は、オンラインマーケットプレイス事業を実施すべく新会社を立ち上げました。この事業は、サービスの楽天市場を目指して、今月に事業開始を予定しています。

この事業は自宅のベランダのリフォームを発注した経験から、商品は簡単に探せるけどサービスを簡単に探すシステムはないことに思い至り、そのようなシステムがあったらいいのではと構想したと言います。その後、ファンドからの資金提供を得て、メンバーを集め、事業スタートの準備を進めました。メンバー集めには、SNSサイトを活用する等の工夫が披露されました。


【奨学生成果報告】

大木さんからは、「手話がない場所を手話のある場所に変えて行く」を掲げたシュアールグループの取り組みが紹介されました。シュアールグループは、遠隔手話通訳や手話ポッドキャスト、手話指導等の事業を行っています。今年度のトピックとして、日本初の一週間24時間手話通訳提供実証実験を実施し、今後の展開に向けた基礎データの蓄積が進んだことが紹介されました。

矢島さんからは、2年前に「若者の力で和文化を復興したい」という漠然とした思いを抱いて起業を目指していた時点から、様々な人との出会いや学びを通じて、やがて、「伝統産業品を活用し、子どもの感性教育を行うビジネスを展開する」というビジネスの方向性を見出した過程が紹介されました。この事業を行うために、今年3月に株式会社和えるを設立する予定です。

矢萩さんからは、2年前にIT技術を活用した事業を進めるために公的資金を得て開発を行ったものの、当初の計画どおりに進まずに頓挫したことと、その失敗経験を踏まえて、新たにベトナムでの普及を目指したPOSシステムの開発事業を立ち上げ、実行するまでの経緯が紹介されました。会社設立のタイミングなど、失敗を通じて得た教訓がその後の糧になっています。

松井理事長講話濱野氏講演
(写真左から、「松井理事長講話」「濱野氏講演」)
奨学生成果報告 大木さん奨学生成果報告 矢島さん奨学生成果報告 矢萩さん
(写真左から、奨学生成果報告 大木さん、矢島さん、矢萩さん)

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