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第25回 学生起業塾実施報告

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日時 2011年4月6日(水) 15時〜18時30分
場所 関内フューチャーセンター
参加人数 奨学生18名、その他1名、事務局4名、計23名

2011年度最初の学生起業塾を開催しました。冒頭に事務局より、奨学金給付事業の趣旨を説明しました。学生起業塾の目的や概要に加え、学ぶ姿勢をもって臨むこと、仲間に対する配慮を忘れないことなど、奨学生としての心構えも説明されました。その後、AJI株式会社代表取締役の吉田邦夫氏を講師にお招きし、「中小企業のグローバル化」と題して講演をいただきました。吉田氏の講演の後、第4期奨学生の大室倫子(神奈川大学)さんと竹康宏さん(慶應義塾大学大学院)がそれぞれ起業プランを発表し、意見交換を行いました。


【講演概要】
演題:中小企業のグローバル化
講師:AJI株式会社 代表取締役 吉田邦夫氏

吉田氏は、冒頭、いくらやりたいことをやっても売り上げが立たなければ事業にならないと前置きしたうで、今後、ビジネスを日本の市場だけで考えることは難しく、地球全体をひとつの市場と考えることが必要であり、そのためには、少なくとも英語で意思疎通ができないとこれから起業する人は生き残れないだろうと述べられた。

吉田氏は、民間企業に20年間勤めた後に独立して創業した。AJIはアドバンスド・ジッソー・インダストリーの頭文字であり、現在は半導体関連の装置やロボット等の製造開発を行っており、主に海外市場で事業を展開している。同社は現在、自動車関係のセンサー部品の開発を行っているが、これらの仕事は、昨年にやりたいと思い立ったことを現在やっているものであり、これくらいのスピード感が必要であると説明された。また、同社は自社で開発した技術を他社にライセンスする事業も行っている。そのために知的財産の管理には、他社以上に力を注いでいるという。

続いて、これからのビジネスは、世界一と言える技術がないと生き残っていくことはできず、また、20年間トップでいようと思うのであれば、常に新しい事をやっていかなければならないと説明された。また、新しい取り組みをすることは重要であるが、コアとなる技術は必須であり、技術が中途半端だと、いかにビジネスプランが良くてもうまくいかないと説明された。さらに、そのコアが横浜で一番なのか、日本で一番なのか、常にスケールを意識することが必要であると述べられた。

吉田氏は、事業を行ううえでは企業の規模は関係ないと言う。特に日本の大手企業は、失敗を恐れるため、お客さんのことを考えた判断をすることができない。中小企業であってもリスクを取って本当にお客さんに良い製品やサービスを提供することができれば、大手企業にはできない事業を行うことができると言う。また、市場をよく見てどこに売っていくかを考えることが必要であり、市場を考えずに、自社の技術を用いて「こんなものができた」という製造業が多いが、それでは、モノは売れないと述べられた。

グローバル化については、バブル以後は、世界的視野で考えて行かないと難しく、世界市場でどう差別化できるのかを考えていかなければならないとの考えを述べられた。AJIは従業員18人の会社であるが、海外に進出し、グローバル化の中で生き延びている。それを実現させるためには、人と人との繋がりが重要であるという。起業を目指すのであれば、ぜひ、ネットワークを大切にして欲しいと述べられた。世界市場の中での日本の特長は、理論と現象のギャップを埋める力が強いことであると言う。欧米やアジア諸国は理論に強いが、この理論と現象のギャップを埋める力が弱いので、ここを日本の強みと捉え、今後は日本にしかできないことをどんどんやっていけばいいと述べられた。

最後に、学生たちに向けて、殆どの人は今すぐに起業できないだろうが、「起業したい」という気持ちは崩さないで欲しい、とメッセージを述べられた。また、失敗について、仮に1回失敗したとしても、それは失敗ではなく、今のうちに失敗しておけば、本番で失敗しないだろうと考えるべきだと説明された。

AJI 吉田社長による講演、起業プランディスカションの様子、起業プランディスカションの様子
(写真左から、AJI 吉田社長による講演、起業プランディスカション)

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